Scepter Amethyst
Locality: Little Giant Basin, Animas District,
San Juan County, Colorado, USA
Size: 45mm x 14mm x 14mm
Weight: 7g
商品説明:
瑞々しい煌めきと、緻密できめの細やかな造形が、機微に富んだ無数の表情を楽しませてくれるサンファン産の隠れた傑作、セプターアメジストです。トップ部分はほぼスモーキーの両錐エレスチャルになっていて、とても愛嬌のある顔立ちをしています。
当産地の属するSan Juan Mountainsは、コロラドの南西約25,000k�屬鮴蠅瓠�標高4,000mを超える頂が20以上、富士山の標高を上回る頂に至っては300をも優に超える大山脈です。San Juan Triangleと呼ばれる、Telluride (San Miguel Co.)、Ouray (Ouray Co.)、Silverton (San Juan Co.)の三地点を結ぶカルデラ地帯からは、金や銀に加えて様々な卑金属や鉱石が採掘されてきました。それに伴い、たくさんの産地からコレクター向けの非常にクオリティの高い標本が産出され、現在でも一級の標本が博物館や個人の古いコレクション等に残されています。
代表的には、Sunnyside MineやGold King Mine、Idarado Mine、またCamp Bird Mine等で産した、ワイヤー状の自然金(Native Gold)が水晶や閃亜鉛鉱(Sphalerite)、菱マンガン鉱(Rhodochrosite)等と共生する芸術的な標本や、同じくSunnyside MineやGrizzly Bear Mineの淡いピンク色のロードクロサイトが、八面体のグリーンフローライトや石膏(Gypsum)、クローライトクォーツ等と共生する華やかな標本等が広く知られています。他にもRed Mountain Districtでは高品質な硫砒銅鉱(Enargite)や針銀鉱(Acanthite)が、Adams Mineからは水晶と共生するマンガン重石(Hübnerite)が、Barstow Mineでは美しいフローライトと水晶との共生標本など、名産的な標本は枚挙に遑がありません。中でも水晶はSan Juan Triangleのほとんどの産地で見られ、Idarado MineやCamp Bird Mine、またAmphitheaterのPortland MineやOhio Mineでは巨大で高品質なミルキークォーツが産出し、Cunningham GulchのOsceola MineやPride of the West Mineではクローライト入りの緑水晶が、またAnimas DistrictのLittle Giant Basinではセプタークォーツやカクタスクォーツ、セプターアメジストなど非常にバラエティに富んだ水晶が産出しています。さらに先述のPortland Mineでは黄鉄鉱(Pyrite)とグリーンスファレライトを伴った水晶や、Idarado Mineではセプターや両錐、日本式双晶の他にも様々な鉱物と共生した面白い水晶が産出します。また半世紀以上も重晶石(Barite/Baryte)として誤認されていた硬石膏(Anhydrite)仮晶の水晶がSilver Point MineやLittle Giant Basin、Idarado Mine等で見られる他、清楚な輝きが美しいカルサイトやフローライトの仮晶水晶も各所で産出しています。
標高4,000mを超える厳しい環境における氷結と解氷の激しいサイクルにより、その多くの結晶には小さな欠けが見られますが、それもまた大変に味わい深い貴重な自然の造形の一部として愛されています。あまり知られてはいませんが、個人的に当産地のリバースセプタークォーツとセプターアメジストは、世界でも群を抜いて個性的な非常に美しい標本だと思います。
各鉱物の特徴:
<紫水晶(アメジスト/Amethyst)>
水晶に混入した微量の鉄イオンが原因で、天然の放射線により発色したものです。直射日光(紫外線)により退色するので注意が必要です。
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)>
水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
いったん成長した水晶の頭部に、それを下地とする新しい水晶が二段階に成長すると、松茸や王笏のような形状になることから、このように呼ばれます。また逆に、二段階目の成長部分にあたる先端が下地より小さくなっているものはリバース・セプター(Reverse Scepter)と呼ばれています。
<骸晶水晶(スケルタルクォーツ/Skeletal Quartz)>
結晶が生まれる元となる溶液の成分濃度が高く、速いスピードで成長した結果、稜や角の成長が促進されて面の窪んだ形状になった水晶です。液体や気体、泥等を内包するものが多く、内部の空隙の液体中に動く気泡が見られるものもあります。窓を意味するFenster QuartzやWindow Quartz、またSkeleton Quartzとも呼ばれています。明確な定義を得ることは困難ですが、骸晶水晶の典型的な形状のものは、ヒーリングクリスタルの一種としてエレスチャルクォーツ(Elestial Quartz)としても広まっています。
パワーストーンとしての意味・効果:
<紫水晶(アメジスト/Amethyst)>
低くネガティブなエネルギーを昇華する浄化と保護の石です。また、感情や精神を安定させフラットにさせるとともに、マインドに沈黙を与え、上とも繋がりやすくしてくれるのでチャネリングや瞑想のサポートにも最適な石です。第六、第七チャクラを刺激し、創造性にも働きかけます。
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz)>
全てを優しくほぐし、柔らかなグラウンディングを促してくれる石です。思考や感情の過活動状態や鋭利さを和らげ、穏やかさと静けさを取り戻させてくれます。内外のネガティブさや様々なエネルギーの影響を緩和する衝撃吸収剤のような保護力もあります。
<松茸水晶(セプタークォーツ/Scepter Quartz)>
セプタークォーツは、アトランティスやレムリアの時代に高僧達によってヒーリングの儀式で用いられていたとも言われており、第六から第七チャクラを中心に開花させることで、古代の叡智や高い波動とのチャネリングを可能にしてくれます。ハートに優しいヒーリングのエネルギーを送り、我々の傷を癒し波動を上げてくれると共に、煮詰まった認識や意識を刷新・成長させて世界を再構築するのを手助けしてくれる、これからの時代に必要とされる石です。
<エレスチャルクォーツ/Elestial Quartz)>
究極的な智恵を持つとされるこの石は、我々を宇宙の叡智と繋げ、また情報を妨げる混乱や偏見等のブロックを取り除き、現在、過去、未来における様々な問題や課題に関する情報を与えることで、変化と現実化を促進し、光へと導いてくれるそうです。コミュニケーションの技術や言語化の能力を高めてくれる他、第三の目を活性化させサイキック能力をも成長させてくれるとのことです。
▲▼ アメジストのベース部分の錐面付近から、スモーキーがかった大きな骸晶が被さって松茸状になっています。非常に愛嬌のある可愛らしい姿形をしていますが、各パーツ共に目の覚める様な抜群の美しさです。
▲▼ 松茸部分は錐面が窪んで稜が浮き出た、綺麗な骸晶になっているのがわかります。氷細工の様にどこか儚く可憐な美晶です。
▲▼ 皺の様にたくさんの模様が刻まれていて、幻想的で非常に表情の豊かな景色が出現しています。
▲▼ 表面にもとても緻密で細やかな結晶模様が描かれています。小さいながらに延々と広大な美景が広がっています。
▲ うなじの部分が何となく微笑ましいです。
▲▼ 錐面が顔を出している淡いアメジストのベース部分も、細かい負晶や空隙の多く見られる骸晶風に成長しています。
▲▼ つい時間を忘れてうっとりと眺めてしまうほど、美しく、また可愛らしい、非常に愛着の湧く標本です。
▲▼ 落ち着いた輝きに一見地味さを感じてしまうかもしれませんが、我々がこの奇跡の様な一つの結晶に見付け出すことのできる美しさと神秘は、数え切れないほど無数にあります。