マラウイ産スモーキークォーツ、エジリン&ジルコン (Smoky Quartz, Aegirine & Zircon / Malawi)
JPY6,800(USD43.24)
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"Smoky Quartz, Aegirine & Zircon"
Locality: Mount Mulanje, Mulanje District, Malawi
Size: 75mm x 29mm x 27mm
Weight: 54g
商品説明:
エジリンの散りばめられたスレンダーなポイントにジルコンが埋め込まれ、その脇にぽっかり開いた洞穴から黄金色のリーベカイトが広がる、マラウィ産の賑やかなスモーキークォーツです。荒々しく渾然とした当産地らしさに溢れる標本です。
各鉱物の特徴:
<煙水晶(スモーキークォーツ/Smoky Quartz) - SiO₂ / Trigonal - >
水晶中のアルミニウム・イオンが放射線に反応することにより、このように茶色又は黒っぽい色になります。この原理を利用した人工着色のものもありますが、いずれも安全性の面で問題はありません。こちらは天然の煙水晶です。光を透過させない程に黒い煙水晶はモリオン(黒水晶/Morion)とも呼ばれています。
<錐輝石(エジリン/Aegirine) - NaFe³⁺Si₂O₆ / Monoclinic - >
ナトリウムと鉄を主成分とする輝石で、アルカリ火成岩中やそのペグマタイト中に多く産出します。ガラス光沢で暗緑色から黒が多く、マンガンを副成分として含有する亜種は赤褐色になります。柱状や針状の集合体を作るのが一般的です。
<ジルコン/Zircon) - ZrSiO₄ / Tetragonal - >
花崗岩や閃長岩及びそれらのペグマタイト中などに、四角錐状や短柱状、繊維状集合体、粒状等で産出します。純粋なジルコンの結晶は無色透明ですが、通常は組成中のジルコニウムが他の希土類元素に一部置換されているため、褐色系を中心に赤褐色や橙色、淡黄色から青色や緑色のものまで、発色は多岐にわたります。また紫外線下では黄色に蛍光し、弱い放射能を帯びるものもあります。ジルコニウムがハフニウムと置換されたハフノン(Hafnon)や、トリウムのトール石(Thorite)、ウラニウムのコフィン石(Coffinite)、イットリウムのゼノタイム(Xenotime)はジルコンと同形の鉱物であり、日本国内でも苗木石(Naegiite)や山口石(Yamaguchilite)等の変種ジルコンが知られています。風化に強く比重が大きいため砂中に濃集したジルコンサンドが特殊耐火物に使用されたり、ウラン‐トリウム法による岩石の年代測定にも利用されています。また古代ギリシャではヒヤシンスと呼ばれたため、風信子石という和名も残されています。
▲▼ 他鉱物の干渉や痕跡で満身創痍ながらも、混沌とした鉱物界のバラエティに富んだ姿を楽しませてくれる魅力的なポイントです。
▲▼ トップにはカリ長石が食い込み、その下にはジルコンのピンクがかった塊が埋め込まれています。所々に走る白っぽい針状の内包物は、まだらに擦れていて中空の管のように見えるので、元々あった針状鉱物の溶け去った痕のように思われます。
▲▼ 上画像中央、エジリンに挟まれた透明なイエローのジルコンの結晶が一つ煌めいています。下画像、エジリンかアルベゾナイトの抜け痕か、洞穴の輪郭から黄金色のリーベカイトが広がっています。
▲▼ 竜巻に煽られているかのような、雑多な鉱物の断片が舞う混沌とした柱面の景観も格好良いです。
▲▼ 時折ジルコンの微小な結晶断片が散在しています。下画像、短波紫外線でトップのジルコンが鈍いイエローに蛍光します。当産地の野性的な魅力が集約された標本です。
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