ドイツ産トリプライト (Triplite/ Germany)
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"Triplite"
Locality: Sauberg Mine, Ehrenfriedersdorf, Erzgebirgskreis, Saxony, Germany
Size: 81mm x 47mm x 28mm
Weight: 95g
商品説明:
錫とタングステンの鉱脈鉱床として知られたドイツの代表的産地から、オーソクレース中のトリプライトです。産状のわかるナチュラルな堀りたてホヤホヤ感に、胸が高鳴る標本です。
各鉱物の特徴:
<トリプル石 (トリプライト/Triplite) - Mn²⁺₂(PO₄)F / Monoclinic ->
三方向の劈開に由来して、「三部分の」を意味する、ギリシャ語の”Triplos”から命名されました。茶色、赤褐色、暗褐色等の塊状で、リン酸塩に富む花崗岩ペグマタイトや熱水鉱脈に、フォスフォシデライト(Phosphosiderite)やリチオフィル石(Lithiophilite)、アルオーダイト(Alluaudite)等と共に産出します。結晶形の確認できるものは稀で、通常は成長も不完全に終わっています。宝石としても注目されますが、宝石質のトリプライトの産出は至極稀少で、ファセットカットも困難なため高額です。マンガンが鉄に置き換わると、共に連続固溶体を形成するツヴィーゼル石(Zwieselite)となります。
<正長石(オーソクレース/Orthoclase) - K(AlSi₃O₈) / Monoclinic ->
火成岩、ペグマタイト、熱水鉱脈、広域変成岩、スカルン等に産し、白色、クリーム色、ピンク~赤色等のガラス光沢で、二方向に明瞭な劈開が発達しています。同じカリ長石に属する微斜長石とは結晶系が異なるものの、結晶学的な差が僅かなため肉眼では識別に難があります。カリウムがバリウムに置換されると重土長石(セルシアン/celsian)と固溶体を作り、重土長石成分が30~50%ではハイアロフェン(hyalophane)となります。菱形柱状の結晶形態を示す氷長石(アデュラリア/Adularia)は、そのほとんどが正長石に属します。カルルスバッド式の貫入双晶でも有名です。
▲▼ 柔らかな色合いと質感が魅惑的なオーソクレースに、帯状にトリプライトが入っています。トリプライトの位置が標本の中心ではないのがまた良くて、手つかずのナチュラル感と見付けた感にワクワクしてしまいます。
▲▼ 立体的には地味な標本ですが、トリプライトもオーソクレースもシンプルに美しいと感じます。初心に帰って鉱物のシンプルな美しさへの感動を、取り戻せる気がする標本です。
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