岐阜県神岡鉱山産 方解石、水晶&閃亜鉛鉱 (Calcite, Quartz & Sphalerite / Japan)
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"方解石、水晶&閃亜鉛鉱 (Calcite, Quartz & Sphalerite)"
Locality: 岐阜県飛騨市神岡町神岡鉱山栃洞坑
(Tochibora kou, Kamioka Mine, Kamioka Town, Hida City, Gifu Prefecture, Japan)
Size: 75mm x 51mm x 28mm
Weight: 81g
商品説明:
閃亜鉛鉱の母岩の上を細やかな水晶の結晶が覆い、さらにその上を扇の様な方解石の花弁が柔らかに彩った岐阜県神岡鉱山産の標本です。一面に広がる白の色彩の変化と陰影をじっくりと味わえる、優しい雪景色の様なとても風情のある結晶世界です。
各鉱物の特徴:
<水晶(クォーツ/Quartz) - SiO₂ / Trigonal - >
肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
<閃亜鉛鉱 (スファレライト/Sphalerite) - ZnS / Isometric - >
純粋成分の無色や白から、鉄の含有量の増加と共に、透明薄黄緑色(Cleiophane)、黄褐色、赤褐色(Ruby Blende)、黒色不透明(Marmatite)と色調が変化していく鉱物で、日本でも透明感のある黄褐色~赤褐色のものはべっ甲亜鉛の名で親しまれています。六方晶系のウルツ鉱(Wurtzite)とは同質異像で、自形結晶が明瞭な場合のみ肉眼でも識別できます。方鉛鉱、黄銅鉱、黄鉄鉱等と共に、 熱水鉱脈、黒鉱鉱床、接触交代鉱床等に産出し、結晶形態は四面体、八面体、十二面体と多様でスピネル式双晶も多く見られます。方鉛鉱(Galena)や白鉄鉱(Marcasite)等を含む褐色の層状鉱はシャーレンブレンド(Schalenblende)という鉱石名で呼ばれる他、閃亜鉛鉱の二次鉱物としては、菱亜鉛鉱(Smithsonite)、異極鉱(Hemimorphite)、水亜鉛銅鉱(Aurichalcite)などがあり、登場する機会の多い鉱物です。
<方解石(カルサイト/Calcite) - CaCO₃ / Trigonal - >
最も広く産出する炭酸塩鉱物で、結晶の形は菱面体、犬牙状、六角柱状、釘頭状、板状、葉片状などと多様です。色も無色や灰白色に始まり鉄分を含んだ黄色やマンガンの入った蛍光性を持つピンク、青、緑、黒等と実に多彩です。有名な複屈折や、菱面体に割れる三方向に完全な劈開、塩酸で発泡して溶けることなどで容易に識別できます。
▲▼ きめ細かな水晶に覆われた横長の母岩に、右サイドから背面側にかけて、たくさんの方解石が咲いています。
▲▼ 当産地の冬景色を思わせる様な、何とも情緒のある景観です。
▲▼ 一見緩やかな景色に見えるものの、意外と変化に富んでいる所が、また何処か日本的な印象を受けます。下画像は水晶と閃亜鉛鉱が交じり合った底面の画像です。所々、僅かに茶色いべっ甲亜鉛になっている部分もあります。
▲▼ 張り詰めた静けさの中に何処か躍動感のある不思議な絵です。寡黙ながらに非常に多くを語る魅力的な景色が続きます。
▲▼ ミルキーホワイトの方解石が一面に咲き誇っています。賑やかなのにひっそりと静まり返っている様な、何とも趣きのある表情です。
▲▼ 所々黄銅鉱の断片が顔を覗かせています。
▲▼ 細やかで柔らかな水晶の質感がとても印象的です。
▲▼ 層状に花弁の様に重なり合う方解石も繊細でとても綺麗です。
▲▼ いつまでも時間を忘れて標本上の旅ができてしまいそうな、独特の雰囲気を持った実に味わい深い標本です。
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