商品説明：
　レッドヘマタイトが品良く散りばめられたアーティチョーク型のクォーツクラスターに、クリーム色のドロマイトがフワフワに積もった、中国産の刺激的かつ可愛らしい個性的な標本です。アクセントに強烈な存在感を放つキャルコパイライトも渋いです。

各鉱物の特徴：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　肉眼で結晶の形状が確認できる石英のことを水晶といいます。実際には様々な種類や形状がありますが、透明度が高く六角柱状で三角形の錐面を持つのが一般的です。
＜赤鉄鉱(ヘマタイト/Hematite)＞
　鉄を多く含有し産状によって様々な形態をとりますが、条痕が赤褐色なのが共通する特徴です。英名の“ヘマタイト”はギリシャ語の“血”に由来しています。
＜苦灰石 (ドロマイト/Dolomite)＞
　菱面体結晶やそれが湾曲して接合した鞍状の他、塊状、粒状等で、主に堆積岩中や熱水性鉱脈鉱床、スカルン鉱床中等に広く産出します。通常無色〜灰白色ですが、成分中のマグネシウムが鉄に置き換えられると褐色味を帯び、さらに鉄が多くなると苦灰石グループに属するアンケル石(Ankerite)という別種になります。同じくマンガンが多いとピンク色のクトナホラ石(Kutnohorite)、亜鉛が多いとミンレコード石(Minrecordite)となります。方解石より光沢が強く、硬度や屈折率も高いこと等で区識別されます。
＜黄銅鉱 (キャルコパイライト/Chalcopyrite)＞
　扁平な三角形の四面体や塊状を主とする真鍮色金属光沢で、熱水性鉱脈や接触交代鉱床、黒鉱鉱床等にほぼ常に黄鉄鉱(Pyrite)と共に産出します。黄鉄鉱とは濃い黄色味や軟らかさ、条痕色が緑っぽいこと等で判別できる他、黒褐色に変色し易く、酸化被膜によって虹色の干渉色を生ずることも特徴です。一個の結晶の両側に二個の小結晶が双晶関係をもって結合した耳付双晶や、荒川鉱山の三角銅又は三角式黄銅鉱と呼ばれる三角形のシャープな結晶など、美しく特異性のある結晶標本には一定の人気があります。

パワーストーンとしての意味・効果：
＜水晶(クォーツ/Quartz)＞
　水晶はその高い波動で私達の心身をよりクリアーな状態に導いてくれます。ネガティブなエネルギーを浄化し振動数を上昇させるとともに、他の次元と繋がり易くさせる働きもあります。
＜赤鉄鉱(ヘマタイト/Hematite)＞
　一言で言うと活力の石です。グラウンディングと生命力を強化し心身をエネルギッシュにしてくれます。自他の境界線や物事をコントロールする力を回復させてくれることから保護シールドにも使用されます。
＜苦灰石 (ドロマイト/Dolomite)＞
　優しさや慈しみに満ちた寛容な心の在り方を育むことで、内に秘めた悲しみや恐れ、過去を解放するのを助けてくれます。また、個性的かつ創造的な本来の自己の能力を引き出して、後押ししてくれる働きもあるそうです。
＜黄銅鉱 (キャルコパイライト/Chalcopyrite)＞
　エネルギーのブロックを取り除いてクラウンチャクラを開くと同時に、浄化と活性化も行ってくれるので、瞑想の際に非常に効果的な石です。自他を取り囲むエネルギーに関する情報を与えてくれる他、探し物を見付けるのをサポートしてくれる石でもあるそうです。

▲▼　ルーマニアの名標本を思わせる組み合わせです。こちらは柔らかに広がるレッドヘマタイトが内包されています。

▲▼　ドロマイトもクォーツもなかなかのボリューム感です。下画像、真上側からの撮影ですが、全体のほぼ半分をドロマイトが花開く蕾の様に、動きのある粋な構図で覆っています。

▲▼　キャルコパイライトは鱗片状の微細なヘマタイトに覆われている様です。独特の色合いでラメの様にキラキラと眩しく輝きます。むき出しになったキャルコパイライトの中には、刺激的な青や紫に変色した部分も散見されます。

▲▼　はち切れんばかりのヘマタイトクォーツと、それを彩る共生鉱物が織り成す、芸術的で大変趣のある標本です。