Olmiite
Locality: N'Chwaning II Mine, Kuruman, Kalahari manganese fields,
Northern Cape Province, South Africa
Size: 54mm x 36mm x 32mm
Weight: 67g

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo0

商品説明
 艶々のライトオレンジで、モコモコとした結晶の集合形が可愛らしい、南アフリカ産のオルミアイトです。粘性を持ってゆっくりと斜面を降りて来そうな面白い結晶の流れをしています。

各鉱物の特徴
<オルミ石(オルミアイト/Olmiite) - CaMnSiO3(OH)2 / Orthorhombic - >
 南アフリカ共和国にあるKalahari manganese field でのみ産出される新種の珪酸塩鉱物です。熱水変質作用で生成され、オレンジからピンク、赤、茶色等の色味を帯びた束状結晶の球状集合体で多く産出されます。条痕は白く、短波紫外線で濃い赤色の蛍光性を示します。2006年にKalahari manganese field の N'Chwaning II Mineでマンガン含有量の多いポルダーバールタイト(Poldervaartite - Ca(Ca,Mn)(SiO3OH)(OH) / 同じく Kalahari manganese field のWessels Mineでのみ産出されていました。)が発見され、新種の鉱物として正式にオルミアイト(由来はイタリアの鉱物学者Filippo Olmi) の名称が与えられました。肉眼での識別はできませんが、マンガンの含有量の多いものがオルミアイトで、カルシウムの多いものがポルダーバールタイトです。N'Chwaning II Mine で産出された標本はほぼ全てがオルミアイトであることが判明し、逆に Wessels Mine のものはほぼ全てがポルダーバールタイトだそうです。また、結晶の色がガラス光沢のオレンジ〜赤色、クリーム色、茶色と大きくわけて3パターン見られるのは、酸化の度合いにより結晶の色調が変化するためと推測されています。

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo1

▲▼ 斜面上にとぐろを巻くように、照り艶の良い暖色の結晶が連なって実っています。

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo2

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo3

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo4

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo5

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo6

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo7

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo8

▲▼ 上画像が層状構造の確認できる底面、下画像が短波紫外線での蛍光になります。正に蛍光色らしい独特の色合いです。

南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)-photo9


※下記事項を予めご了承の上お買い求めいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・商品のサイズをよくご確認の上お買い求めください。なお、測定部分や測定方法により記載のサイズと若干の誤差の生じる場合がございます。
・画像中のミネラルタックやアクリルベースは商品に付属されません。
・商品画像につきましては、実物の色彩や質感の再現に努め、特殊な環境下で撮影した上で処理を加えております。また、お使いのデバイスおよびモニターの設定、環境等によっても色合いが異なって映し出されます。
・商品が傷付かないよう梱包には細心の注意を払わせていただいておりますが、天然鉱物の繊細で脆い特質上、輸送中のわずかな衝撃や揺れによって微細な結晶や粉末状の結晶の乖離が起こる場合がございます。商品の主要な部位以外の損傷による交換・返品はお受けできない場合がございます。


南アフリカ産オルミアイト (Olmiite / South Africa)

olm-09

1,800円(税込)

その他鉱物 (Other Minerals)

産地 (Locality)